武禅修行へGO!

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7.運命の女 Presented by

〜運命の才能覚醒の鍵を握っている第四の女〜

30代、蒼い旅路

自我の部分の想いが強く出過ぎる迷走のループ


 これまで“まちがいない?武道修行”シリーズとして記したボツ記事は多い。

それらの記事は『30代、蒼い旅路』として、そのままにしていた。今からこれを“整理・整頓”し直そう。

なぜ失敗したか。

それは、僕(いわゆる自我の部分)の想いが強く出過ぎ、くどくど詳しく説明してしまったからだ。

 自我の主張が、本当に伝えなければならないことをどんどん薄め、記事が出来上がった時、「 これは結局一体何が言いたかったのだろう?」という、迷走をした。

 僕はいつの間にか迷走のループに入り込んでいた。

負のループの原因


 あの頃は、記事を記す時、ニュースのようにライブ感を出したいと思い、なるべく鮮度があるうちに書き残そうとした。これがそもそもの間違いだった。必要なのは「待つこと」、「時間」だった。

 時間が経つと、思い出したくなくても思い出す時期が来る。
 その過去を振り返った時に、「何かやましい想い」、「開き直ってわけの分からない理屈」があったなら、それらに蓋をして封印するようなことはせず、懺悔や感謝をしながら積極的に思い出すのが良い。
 自我が反応せず、ものごとが客観的な視点で見れるようになるまで、根気よく行う。そこから過去のやり残した課題を見つけ出し、日常生活で再挑戦する。
 自分で決めて行動すれば、必ず心境の変化が起こり、ものごとはうまく回る。

 この方法こそ、僕が『肴はとくにこだわらず』の記事を読んで実践している坐禅作法だ。これを何度も行うと、分裂した自我が統合され、客観的な視点が手に入いる。

 記憶の文章化は、客観的な視点を手に入れてからするとしっくりくる。“あせりは禁物”だ。

 記憶はしっかりと寝かし、「はじめてみる?武道修行」のように、過去の出来事を、懺悔や感謝をしつつ、思い出してながら、どうしても書きたくなってから書くのがよい。

迷走のループから抜け出すまで


 僕は新たな職場で再出発をした。
 西の果ての田舎の職場を脱出し、東の街へ。

 田舎の職場は、ローカルルール、口だけで動こうとしない年寄りたち、モラルも道徳もない薄情な若者たち、独特のコミュニケーションの取り方など、魑魅魍魎の世界だった。僕は“魑魅魍魎の世界”に、三十三歳から三十九歳の間滞在した。しかし、この“魑魅魍魎の世界”に行くまでの間にも、苦しいことがあった。

 ある一人の女性との結婚、離婚である。

 僕が結婚と離婚する子は、専門学校時代に出会った。
 この子とは、二十三歳の時付き合い、三十一歳で結婚し、三十二歳で離婚する。本当に好きだったし、幸せな日々が送れると思っていた…。
 しかし、結婚をする前ぐらいからは、頑張れば頑張るほど上手く行かないというか、全てが幸せとは反対のつらい方キツイ方へと向かって行った。
 あの頃は、なぜ頑張りと結果が、真逆に働くのか不思議で仕方なかった。

 常識では計り知れない物事もある…。

 『肴はとくにこだわらず』に“運命の女性”の記事がある。
 この『ぷっつんレディの類型モデル』は、僕の人生にしっかりと当てはまっている。

ぷっつんレディの類型モデル_『参照:肴はとくにこだわらず』

男が天職に就任するためにはひとりの天使にめぐり逢わなければならない。 彼女が天職遂行の翼を与えてくれるからだ。 ただし、それまでには何人かの運命の女― ぷっつんレディ ―との出会いと別れが待っている。

第一号は恋の手ほどきをするために現れる初恋の女。 ひとりの天使と出会うための予行演習をすることになるから、しっかり初恋するべし。

第二号は天職に就任するために訣別すべき世界の象徴として現れる女。 最も魅力的に映る。 決して彼女のいる世界には行くな。

第三号はファム・ファタール―男を破滅させる運命の女―と呼ばれている女。 天職を諦めるように男を誘惑してくる。 天職に向かう決意を固めて彼女の罠から脱出せよ。

そうして第三号と別れたときに現れる第四号の女が才能覚醒の鍵を握っている。
参照:【坐禅作法127】空気さなぎは21年周期で一子相伝の夢をみるのか

運命の女


 離婚した女性は、『ぷっつんレディの類型モデル』で見ると、“第三号はファム・ファタール―男を破滅させる運命の女―”で、今の嫁さんが“才能覚醒の鍵を握っている第四号の女”である。

 僕は離婚した後、舌の根も乾かぬうちに、次の女性と付き合い、約半年後“魑魅魍魎の世界”へ旅に出た。
 別れてすぐ、彼女をつくるのだから、世間から見れば腰の軽い、軽薄な奴だっただろう。

 離婚は結婚の三倍労力がいるという。本当にそのとおりだ。僕は、一度崩れた歪な夫婦関係を、「まだやり直せるはず…」と、長い間思い悩みながら、何とか修復しようと努力した。しかし、どうあがいても無理。手の施しようがなく、「一度壊れたものは、元には戻らない…」と、別れを決めた。
  決意から別れ話、離婚、さらにその後、別れがゴールでないことを痛感する。別れた後の社会生活の継続が、こんなにキツいものなのかと、狂わずにはいられなかった。
 この時期は、「このまま死んでしまってもいい」と、全力走行の走り込みを毎日していた。強くならないと圧し潰されそうだった。
 「やり残したことがある」と、ブラジリアン柔術のアカデミーを見つけ、グラウンドの攻防を習い始める。本当に苦しくて、『誰かに支えてほしい』と本気で思った。周りから見た僕は、離婚してアタマのネジが飛んだ、イカれた男だっただろう。確かに僕はあの時イカれていた。狂っていた。とにかく強くなるために、強くなりたいという衝動で走り続けた。
 周りからどう見られようが、どう思われようが関係無かった。僕は、僕を強くするために支えてくれる子を探した。そして、「僕を支えられるのは、この子しかいない」と直感した子に告白した。都合の良い話かもしれないが…。

 僕は、劣等感にまみれていたから、女性と対峙するのが苦手だった。それにもかかわらず、あの時は捨て身というか、本能というか、「生きるためには、あの子の支えがなければ無理だ。逆に、支えてもらえれば絶対に大丈夫!」と思い、行動した。

 一歩間違えればストーカーである。

 周りから見れば、「たかだか離婚ぐらいで何言ってるの?」「自分のまいた種でしょう?」「何勝手に空回りして、勝手に苦しんでいるだけなのに、支えてほしいって、都合よくない?」と、思ったにちがいない。

 坐禅修行をすると、このような思いは、自分が勝手に作り出した妄想に過ぎないことに気づく。

 周りは特に何とも思っていない。

 もしかしたらどこか酒の席や、喫煙所なんかの雑談で、面白がってバカにしたり、茶化したりするかもしれないが、それは一時のこと。
他人のことを本気でどうこう思ったり、思い続けれる人間なんていない。

 自分の勝手な妄想は、自分の劣等感や罪悪感、自分と他人を比べて優越を感じる癖から作り出される。
 人は、この自分で作った妄想で、自分の行動を縛っている。
 このカラクリから抜け出し、自由な発想と自由に行動で、創造活動をするのが、『肴はとくにこだわらず』の教義であり、僕の後世に残したい“まちがいない武道修行”である。

 かつて奥手で“Shy Bоy”の僕ですら、四十を迎え、運命の女性を語るのだから、人生はおもしろい。

 電脳山 養心寺は、禅寺でありながら愛を説く。

 運命の試練に挑戦できる男は、運命の女と出会い、別れを経験したものに限る。
 運命の女をないがしろにしたままでは、この先には進めない。
 才能覚醒の“一番大切な鍵”は、「運命の女たちとの関係をしっかりとしてきたか」。

 “達人の切符”、“三十代へのパスポート”を持ち、“継続する力”が備われば、運命の試練は目の前だ。
 あとは“運命の才能覚醒の鍵を握っている第四号の女”を見つけ出し、一緒に旅へ出よう。
 人生のリベンジャーは、必ず運命の女たちとの関係をしっかりして、戦場に向かおう。

 長谷川穂積は泰子夫人。
 辰吉丈一郎はるみ夫人。
 西川きよし師匠はヘレン夫人。

 きっと「ぷっつんレディの類型モデル」は、誰にでも当てはまるんだ。
 

四十代のロスタイム


 僕の人生は失敗の連続で、回り道ばかりだった。坐禅修行を始め、心随観をした三十六歳までは、その事実すら認識していなかった。
 心随観をして、過去の失敗や、自分の失敗や、まいた種を見つることが、こんなにも大切なことだったとは知らなかった。「過去へのリベンジ」、「まいた種の回収」をする時、怖くて震え、緊張して上手く言葉が出なかいこともあった。
 「こんなにも自分は臆病者だったんだ」と認識しつつ、大事な勝負どころでは、勇気を振り絞った。

 僕が二十七歳のクロスロードに立った理由は、武道の達人や、格闘技の強者を目指す前に、普通のことが普通にできる、「ちゃんとした普通の人になること」からやり直すためだった。

 三十六歳から四十歳まで僕は、『肴はとくにこだわらず』のおかげで、ちっぽけながらも、自分の中に勇気があることに気づき、それを大切に育てることができた。
 自分の中に勇気があると分かってからは、少しずつではあるが、才能を育てられるようになった。
 武道では、「空手の術理」を伝授された。今は「剣の理合」を伝授されている。「空手の術理」は多分、もう僕の人生で使うことはないだろう。
 武道に限らず人は、勇気ある者に、惜しみなく技や技術を伝授するらしい。

 さあ、もう一度過去を振り返り、心随観だ。運命の女たちのことも含めて、“整理・整頓”し直すとしよう。



(2019.3.10)

【30代、蒼い旅路】記事一覧


1.線香とお寺、灸(やいと)と保育園 〜原点〜
2.興菩提心とプッツン体験 〜手放した後の挑戦〜
3.因果応報 〜自信を持って行動することに意義がある〜
―――工事中―――




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